2012年03月27日
硫黄岳・・・には登らず(笑
3月の山行は、360度の大展望を求めて八ヶ岳の硫黄岳でした。
がしかし、ここ何週間か土日になると天候が崩れるというパターンがそのまま当てはまったようで土曜日も日曜日もどちらも雪模様。土曜日は上空に青空が見えたこともあって日曜日の天候回復に期待したのですが、それも叶わずに日曜日は朝から横殴りの雪と風、おまけに気温もグゥッと真冬並みに下がってしまいました。当然、稜線どころか横岳にある大同心や小同心すら見ることができず・・・この土曜日に撮った写真が一番キレイに見えた瞬間です。
まぁ硫黄岳の稜線に出ても風と寒さに苦しめられるだけで面白くもなんともないので、あっさりと下山を決意。
しかし・・・
赤岳鉱泉の前に聳え立つアイスキャンドルではアイスクライミングに興じている人がたくさんいたし、悪天候をモノともせずに横岳の岸壁にトライするパーティもたくさんいました。この人たちは寒さそのものを楽しんじゃうからなぁ。
僕(と同行したメンバー)はそこまで達観できない(笑)
下山途中、救急車のサイレンが大きく聞こえるなぁと思ったら、どうも阿弥陀岳のほうで氷爆クライミングをしていたパーティに事故が発生したようで、左目付近を裂傷した怪我人の搬送に救急車が赤岳山荘まで上がってきていたのです。楽しいはずの氷爆クライミングもちょっとしたことで大きな事故に。
危険なモノはそのスリルもまた楽しいんでしょうけど、僕はそっちの方向には行けそうにないな。怪我した人の顔を見たときに思いました。
結局、土曜日に3時間、日曜日は2時間半の行動時間。赤岳鉱泉では4人個室が割り当てられて、コタツでぬくぬくとしながら、まったり山談義を楽しみました。
なんともお気楽な山行(というかハイキングに毛の生えたもの)になってしまいましたが、年に数回しか一緒に行かない10年来の山友とこういう山行もいいな。