チャリ日和－９０RPMで回せ！

３日夕方に登山口に到着。車中泊も考えたけど、ヘッデン点けて大岩（と僕は呼んでいるところ）あたりまで歩いてしまおう、ということで出発。
夏場で現役バリバリの頃なら２時間以内で到着する大岩についたのが７時半。すで真っ暗（笑）急いでテントは張って、星空の下で焼肉。ちょっとクマの出現があるかも？って怖かったけど、幸いなことに杞憂に終わった。
４年ぶりに一緒した山行仲間と、いろいろなことを話した。人生残り４０年なんで、明るい未来のことよりも不安な老後と年金のことだったり・・・一人もんってのはつまらん老後だろうなぁ、と意見は一致。男も女も不安は一緒だったわ。

４日は一気にアタックして少なくとも大岩までは下山しちゃおうと言うことで、ほとんどの荷物を雪の中にデポ。
最後の水場から常念乗越までの急な雪坂はステップがしっかりあって歩くには楽勝。ただ、体力がついていかない・・・（涙）ちょっと歩いては休み、を繰り返して体力不足を実感（＞＜）やっぱり歩いていないとダメだねぇ

乗越には当然のことながらたくさんの登山客が。天気がよいのでみんな笑顔笑顔。遠くに穂高や槍の勇姿！いつ見ても唸ってしまうほどのよい景色。
ここに来て、大失敗が発覚。ケータイのバッテリーがほぼ０状態。昨夜、雪のところに直置きしておいたのでフリーズしてしまったのか！友人はカメラでバシャバシャ撮っていた。そう言えば、友人は雪のある常念岳は初めてだったな。

休憩後は一気に常念岳山頂へ。雪があったり岩があったりで歩きづらいかったけどほぼ予定通りに１時間ちょっとで山頂。ここにも人だかり。

下りは雪道にヘッピリ腰の登山客が多くて、思った以上に時間がかかる。ストックじゃ雪斜面で転んだら止まらないよ！とツッコミを入れたくなるけど、それでもストックが多いね。
常念乗越からの下り坂も渋滞。誰もいないところを狙って、残り少ないバッテリーを使って撮った一枚がこれ→です。見た目以上に急に感じるけど、そこはケツで一気に下ってしまう。白馬雪渓のように石がないのでケツをケガする心配も少ないし・・・ｖ（＾＾）ｖ

大岩まで戻って遅い昼食。残り食材を全部食べきってしまう。
あとはダラダラと歩いたけど、ここからが一番ツラかった（＞＜）足もひざもガクガクで自分の足かどうかもわからなかった・・・たった９時間なのに、もうダメだなぁ。
明日以降はしばらく社会復帰できないでしょう。

しかし、４年ぶりの山行は楽しかった。そりゃ雪山はツラいし、苦しいし、疲れるし・・・でも、それを補って余りある達成感と満足を得ることができた。
歩いているときには仕事のことを完全に忘れられるし、ストレスが溜まっていた心が徐々にほぐれていくことが実感できた。これは何事にも変えがたい。こんな大事なことを４年間も忘れていたとは、もったいないなぁ。

また、山に行こう。それが例え低い山でもいいから・・・