チャリ日和－９０RPMで回せ！

前回、今年のグランセローズは連敗をしてないことを褒めてしまいましたが、なんと先週は見事に３連敗。７戦を終えて、２勝５敗と黒星３つ先行となってしまいました。新潟、群馬という同じディビジョンライバルに連続して敗れてしまったのはなんとも痛かったですね。
しかもどちらの試合も好投した高田、星野の両エースを打線が援護できずに完全に見殺し。二人とも、これで打線の援護なくそれぞれ２敗となってしまいました。リーグを代表するこの二人が投げるときには確実に勝っておかないと優勝なんていう二文字は夢のまた夢でしかありません。

世間では大型連休がそろそろ始まっています。グランセローズは２９日に敦賀市で福井と対戦したあとは、富山２戦、新潟２戦、そして群馬を相手に２日から６日まで５連戦を戦うことになります。５連戦となってどのチームも投手のやりくりに苦しむでしょうが、比較的投手陣に余裕のあるグランセローズはチャンスかもしれませんね。

その先発投手は２９日は仁平でしょう。福井ミラクルエレファンツは週末に投げていない藤井とか加藤とか。のらりくらりと相手をかわすピッチングに冴えを見せる技巧派の仁平に期待しましょう！
そのあとは、芦田、高田、星野、そして再び仁平や佐藤なんていうところも先発に名を連ねてくるのでしょうか？

問題は打線です。
そろそろ重症の域に達してきたタイムリー欠乏症はそう簡単には治癒できそうにないですね。新潟の試合は見に行ってないけど、福井と上田での試合でもあと一本という場面が何度もあって、その都度ため息に変わっていました。特に日曜日は１０安打を打ちながらの完封負け！って、どういうことでしょうか？一試合４併殺ってのもストレスだけが増える試合でした。そんな日曜日の試合の様子は、ここの記事に詳しく出ています（タクローさん、ありがとうです）。

得点圏に走者がいると金縛りにでもあったように打てなる選手も問題ですが、もっと基本的なところで走塁でのミステイクはそれに的確な指示を出せないコーチャーが悪いんでしょう。特に５回のダブルプレーは、信じられないプレーが重なって起きた特筆すべきものでした。あの前進守備の内野ゴロで本塁を狙って５メートル手前で憤死してしまうのも、一塁をオーバーランしてしまうのも、普段の練習からそのような場面での対策ができていないことの表れでしょう。
それに、充分に逆転可能な点差での最終回での淡白な攻め。これも信じられません。日曜日の最終回は点差は２点で追い付けば延長戦まで戦う時間は十分にあったのに、初球狙い（たった３球でツーアウトになりました）や不可解な代打起用。その代打の彼が三振に倒れたのは、川野投手が投じた７球目のことでした。あそこで三振した彼を責めるよりは、あの場面で彼を代打に送ったベンチ首脳陣を激しく糾弾すべきでしょう。なぜなら、去年から同じような場面で彼の代打が成功した試しはないのです。一回のみならず何回も。そんなことはとうに分かっているはずです。“それなのに”です。

あの代打起用で試合の終了を早々に悟った人は多かったと思います。あの時点で、本当に勝つ気があるのか？と問い詰められても明確な反論ができる首脳陣はいなかったでしょう。

外野への犠牲フライ一本打てない、送りバントを決められない、初球からただ闇雲に打つだけの今のグランセローズ打線。シーズン開幕前に去年とは違うグランセローズを見せると豪語していた割には、見せつけられているは去年と同じグランセローズの姿。そろそろ、その違うという本来のグランセローズの姿を見せて欲しいです。まずは、負けたときにはせめて悔しそうな顔をグラウンドの内外で見せてくれないかな？

この大型連休は、富山での２戦だけを観戦する予定です。貴重な休日が無駄な時間の浪費にならないように、グランセローズには頑張ってほしいですね。
本気で優勝ってのを考えているなら、２９日の試合を含めてこの６戦は６勝しかないでしょう！そうすれば、１３戦８勝５敗となって白星３つ先行。そこから２勝１敗ペースならあっという間に優勝ラインです。どうですか？