ポート設置完了

みっちゃん

2018年03月16日 11:26

今回は、抗がん剤を流し込むためのCVポートというものを右鎖骨下に埋め込む手術でした。

鎖骨下静脈から大静脈までおよそ20センチのカテーテルを通して、そして皮膚直下に1円ぐらいの器具を装着したんです。
簡単な手術なので局所麻酔で行ったんで、耳元で先生たちの話している声が丸聞こえで、しかもエコーやレントゲンの画像なんかも時々チラ見しながら…
エコー画像なんてドクターにこれが動脈で、こうやって押すと凹むのが静脈だよ、とか教えてもらわないと何が何だか全然わかんない。お医者さんってすごいねぇ、やっぱり。
耳元ではドクターたちがここをこうして、ここをこうやって、僕はクーパーをこうやって持つけど、どっちでもいいよ、なんて言っているのが聞こえてる。
チラチラみるモニターには血管の中を降りていくカテーテルが見える。
そして、このカテーテルに穴を開けたら死刑だぞ!なんていう冗談も(笑)

何より困ったのは…後は筋膜や皮下脂肪を処理して切開したところを縫合したら終わりだな、というドクターの言葉を聞いたら、緊張が一気に解けて、と同時に猛烈な尿意に襲われたこと。
手術前にトイレに行ったおいたはずなのに…それからはもう尿意との闘い。ドクターに途中でトイレに行ける?って聞いたり、最悪は手術台の上でやっちゃっていいよ、とナースに言われたり。

こっちが死ぬような思いで尿意を我慢しているのに、ドクターたちはノンビリと術後の処理をしてて(怒)ルーティンだからしょうがないんだな、ああいうのは。

なんとか手術が完全に終わるまでは尿意を我慢できて、最悪の経験だけはしないですんだ。
しかし、これからが抗がん剤化学療法の開始であって、この手術は単なる手段でしかないのだ。

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